ありがたいことに、娘が一人おります。
そして、娘は2人の子どもを授かることができて、私には2人の孫が産まれました。
お陰様で、一人の娘が、母になっていく姿をみせてもらう事ができました。
「あたり前」と思ったら当たり前かもしれないけれど、一人の人が「母になっていく姿」はとても尊く、自分が母になった時にはわからなかった事に、娘の姿から気づかせてもらいました。
父や母になる、ということは、子どもを持つことで叶うことではありますが、ただ、子どもが居るから、父母になるのではないのだなぁと思うのです。
自分ひとりが、一番大事だった世界から、「自分よりも大切な存在」というのが「子ども」なのではないかと思います。
特に女性は、お腹の中で「違ういのち」を育てていくので、それを感じ始めると、だんだんとその気持ちが育っていくのでしょうか。
自分が赤ちゃんを育てていた時、子どもは1日ですごく進歩して、毎日色々なことが出来るようになるのに、「自分(大人)はぜんぜん育ってないな~」と思った記憶があるのです。
けれど、赤ちゃんを産み育てる娘を見たときに、驚いたんですよね。
彼女の苦手なモノ、事を、自分でらくらくと越えていっていたからです。
自分では気づかなかったけれど、それってすごい事ですよね~。
娘は裁縫も、洗い物も、何しろ家事系は苦手でキライ!と公言していたんですよ。
やらなきゃならなくなった時には、やらざるを得ないんだから、今はやらせないで~って感じでね。
それが、赤ちゃんをお風呂に入れるためには、自分でお風呂の掃除もするし。(弟が掃除してくれたら、髪の毛が残ってたから、という理由で)
玉ムスビも出来なかったくらい、裁縫苦手だったのに、赤ちゃんの肌着やスタイを手縫いしてみたり。(切迫流産、早産の危険で、絶対安静で外に出れない動けないという環境のせいもありましたけど)
そもそも、朝が弱くて、子どもが生まれても起きれないかも?なんて言っていた時もあったのにね。
不思議に、一声聞こえただけでパッと目が覚めるものですよね。
そう言えばむかしむかし、私が母になった時にも、近所のおばちゃん達に、まあ~あの〇〇ちゃんが~!って言われた覚えがあって。(結婚前には、”こけし”のようで床の間に飾っておきたいようだと(笑)言われてたから?かな??笑)
きっと、娘時代から知ってる年長者からは、私が娘に感じた「母になる」成長を感じてくださったのかな~と、今では、思うのでした。
この世での経験は、その人その人の必要性があって、だから、どれが正解でどれが不正解という事は無いと思っています。
結婚するも、子どもに恵まれるも、一人で暮らすも、どこで何するもしないも、それぞれでOK。
けれど、自分だけの世界から、違うステージに行くことで、自分だけでの進歩から、違う進化ができる事になっているのかもしれませんね。
その対象は、子どもとは限らず、パートナーだったり、両親だったり、ペットだったりするかもしれません。
けれど、きっと「自分よりも大切な存在」っという存在が、自分のワクを飛び越えさせてくれるのかもしれませんね。
それも、イヤではなくて楽々と。
そんな対象が出来るという事は、本当にありがたい幸せな事だったのですね。
お嫁さんだったら、昔の彼女を知らないから、そんな変化を感じることが出来なかったけれど、娘がいてくれたお陰で、彼女のものすご~い進歩を、見せてもらう事ができました。
これも、本当にありがたい事だと思います。
人って、出会うもの、出会う人・・ですごい進化を遂げるのですね。
もちろん息子たちも、仕事するようになって、すごいな~という進化を遂げています。
でも、進化成長の度合いは、人それぞれで、比べるものではありませんから、ゆっくりでOK。
反対向きになる時だってあるけど、それだからこそ、わかる境地もありますもの。オールOKですね~。
あ、でも、そういう風に思えるようになったのも、最初母にならせてもらったお陰なのかもしれません。
わたしも、三人の子どもに恵まれたお陰で「母」にならせていただきました。
来てくれた子どもたち、夫さまには、感謝しかありません。
そして、世の中のすべてのお母さんに、エールをおくります~!みんなすばらしいよ~!!
(お母さんじゃない人も、皆誰かの子どもですから、すばらしいよ~!)
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