おばあちゃんの知恵袋♪その6・不登校はこわくない!

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突然、我が子が「学校行かない!」と言い出したり、朝になると具合が悪くなる日が毎日続くと、母としては本当にとまどいますよね。

私にも経験があるので、今つらい毎日を送っているお母さんに、なんとかエールを送りたいなぁと思ったのでした。

でも、大丈夫、行けないときには行かなくて良いのです。

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お母さん自身が仕事に行かないといけなかったり、予定があったりすると、余計に「なんとか行かそう」「行ってもらわないと困る」と思うから、余計に毎日お互いが辛いですよね。

でも、親の「思惑」を全部取っ払ってしまえば。

ちょっと、雑な言い方で、誤解を招くかもしれませんが「行かなくても、問題なし」です。

学校に行かなくても、勉強が出来ないという事もないですし。


昔の子は、学校なんて行かないで良いから「働け」「手伝え」と言われた時代もありました。

もっと世界を見渡した時には、今でも学校に行かれない子どももゴマンといます。


小学校しか出てなくても、大人になってから「学ぼう」と思えば、いつでも勉強はできますし。

ウチの姑は、小学校しか出ていませんでしたし、その小学校さえ、病弱で、あまり通えなかった上、下の妹を連れて行ったりしたそうです。

しかも小学校卒業とともに、東京に子守りの奉公に出て、そのまま働いていました。

考えてみれば、ついこの前の時代まで、そんな事も普通にあったわけです。



どっちにしても、「行きたくない、行かれない」ときには、好きなだけ、休ませてあげてください。

「行かれない訳」は、子どもには説明ができなかったりしますが、とにかく「行かれない」んです。

大人でも、会社に行かれなくなってしまう事もあるのですから。

2~3年休んでも大丈夫!と、腹をくくってみてください。(どうしても、認められない時には、病気になったと思ってみて・・・)


そもそも日本では、中学までは義務教育なので、もし行かれなくても、卒業できるんですよね。

逆に言えば、義務なので「行かさないといけない」という部分もあるのですけれど、でもワザと行かせない場合とは違います。

そして、子どもも、「自分がこれがやりたい!」というモノが見つかった時には、もう勉強しなくてもいい!という位、勉強したりもするので大丈夫なんです。

現代の日本人は、とてもとても恵まれているのですが、ついつい、今の周りの子と比べてしまうので、余計「学校に行かないと大変だ!」と思うのですね。


でも、ちょっと考えてみてください。

今の子供たちは、未来に生きる子供たちです。

自分たちが育ってきた時代とは、きっと未来は想像もつかない程、変わっている可能性が大きいのでは?と思いませんか?


実際、私が育った時代は、昭和の子供が大勢いる時代で、学校も1学年13クラスとかありました。

今は真逆ですよね。

なので、いまの学校に適応できるお子さんは、もちろんそれはそれでありがたい事ですが。

いま、行かれないとしても。

それが、将来「子どもがダメになる」事とはつながりません。

むしろ、今の時代とは違う感覚を持っていたり、その子の未来に「何か必要な経験を、今している」のだったりするのではないでしょうか。

今は、「eスポーツ」というものもあって、不登校でゲーム三昧のお陰で、eスポーツ代表になって、大学推薦!という事もあるんです。(実話です)

ウチの子も、3人ゲーマーでしたけど、それで動体視力が鍛えられたり、集中力が養われたりもしました。

将来、何が役に立つのか、わからない時代でもあります。


親の方が「こうでなければならない」という「自分の当たり前のレール」を崩させてもらう、良い経験中ともいえます。

ウチの娘も、高校で突然、学校に行かれなくなり、その時はやはり心配しました。

「辞めてもいいのよ」と口では言いながら、実は私自身に「高校中退はイヤだ」という想いがあったので、娘はそれを察知してか「辞めるのはイヤ」と言っていました。


親の「勝手な思い込み」に気づかせてくれる時期でもあるのかもしれません。

それって、早く気づいた方が、後が楽なのです。

子どもは親とは別人格ですし、「親の思い通りになる子」が良い子だと思って過ごしていると、いつかとばっちりが来ます。

コレ、早い方が、お互いに楽です。

結局娘は、高2で中退して、1年遅れて通信高校でもう一度2年生からやり直して卒業しました。

けれど、結局その事が、大学で学ぶ時にも、就職の時にも必要な事となりました。


私のまわりには、元不登校だった方も沢山いらっしゃいますが、皆さんちゃんと自分の人生を幸福に生きています。

人には、色々な「時期」があります。

そして、時にはマイナスに見える時もあります。

そんな時に、私が救われた文章があるので、ご紹介します。


 ”すべての「善」の中でも最も大切な第一の「善」は「楽しくある」ことである。”

 ”その人がたとい何一つ具体的な仕事をしていないとしても。ただその人が楽しく愉快にその日その日を暮らしたというその事だけで、その人は「善」をなしたのである。

それは何物にも代え難き「善」である。彼の幸福は彼の周囲に幸福を呼び、彼の善は彼の周囲に善を呼ぶのである。彼の愉快の念波は宇宙のどこかに今も浮遊していて、それに触れる何人かを愉快にしているのである。”                   (谷口雅春著「叡知の断片」P.324~325)



どんなに、スゴイ学校に行って、スゴイ会社に就職しても。

もし、その人が毎日不平不満グチで、横暴な暴君だったりするよりも、もし、学校に行かれない、会社に行かれない時があって、家に引きこもっていても、万一寝たきりの状態だったとしても。

毎日笑顔で、嬉しく楽しく過ごす事ができたならば、そちらの方が、世界に愉快の念波を飛ばすことが出来るわけです。

もしかしたら、世界を救う力になったりする事も、あるかもしれないわけです。

そう思ったら、「今、何か、わけがあって」学校に行かれなくても、別にどうってこと、ないんです~。大丈夫~!



母は母のスケジュールを、普通に過ごせば良いし、母も楽しく過ごしている事がイチバンです。

「皆が何故か家に居る」という状態が、メンドクサイのはわかりますけど。

私も、一時は夫も家にいて(今もだけど)娘も家にいて、私のスケジュールの為に、家に居る人のお弁当と、出かける人の分のお弁当と、全員のお弁当を作っていた時もありました~★

でも、永遠には続きません~!

夫は自力で自分のお昼を作って食べてくだされるようになりましたし。

子どもも自立して行きますし。


ちゃんと、そういう時期がきます!

なので、焦らなくて大丈夫です。それでも、不安な時はどうぞ、ご遠慮なく、私にご連絡ください~。


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