病院で、納得できない事をちゃんと聞いたら、別の方法を選択できた話

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人生には、思いがけない事故や病気などで、突然、入院や手術!という事が起こることがあります。

そのような時って、え?え?と思いながら、どうするのが一番良いのか?考えが巡らないうちに進んでしまう事ってありますね。

後から、あの時、違う選択もあったのかもしれない、と思うのは残念なので、少なくとも「納得できない」ことだけは、しっかり質問してみたいものです。

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突然のガン手術

これは、わたし自身の実体験なので、誰にでも当てはまることではありませんが、何かの参考になれば、と思っています。

約10年前、体調を崩して検査したところ、大腸がんと言われて、即刻検査入院からの手術になりました。

しかも、手術の1週間前に、執刀する先生が乳がんまで発見してくださり、同時に手術する事になったのです。

もう、青天の霹靂状態でした。

一応その時の、リアルタイムブログはこちら


ただ、この時に、なぜかわたしは手術はしょうがないにしても、放射線と抗がん剤をやりたくなかったのです。

なぜなら、知り合いの方々が皆、元気だったのに、放射線や抗がん剤をやってから皆さん亡くなられていたので、とても疑問に思っていたからです。

(※これは、本当に私見でしかありませんので、病態によると思います!でも、当時ガンを患っている知人が飛んできてくれて、できればやらない方がいいよ!と言いにきてくれたこともあり)



それで、執刀される医師に、「どうしても、放射線と抗がん剤はやらないといけないものですか?」と聞いてみました。

そしたら、ナント!「本人がどうしてもやりたく無いなら、やらない選択もあるよ」と言われたのです。

「今は(2010年当時)、セットでやった方が5年の生存率が高い事になっているけれど、乳がんの、世界のガイドラインは2年ごとに変わるからね」と。


その時、本当にこれは私見なのですが、『医師も生存する人のデータは無いのかも?・・だって治った人は病院に行かない訳だし・・・』と思ってしまったわけです。

それで、やらない方向で、とお願いする事ができました。


お陰様で、手術は成功して無事に復活したわけです。

1粒の薬も飲むことはないまま、もちろん、放射線も抗がん剤も一度も無しで、現在にいたります。

大腸ガンは5年で、乳がんは10年目の定期検診までで、とりあえず、無罪放免になりました。


じつは、最近、同じころに乳がんの手術をされた方に出会ったのです。

彼女は全摘されたそうなのに、今も毎日薬を飲んでいるのだそうです。

しかも、定価で月に40万!という高価な薬なのだそうです。(健康保険で1~3割負担だとしても・・・!)

そして乳がんで有名な医師を探して、病院にかかったのに、その医師が転勤した後だったそうです。


そう、実はわたしの場合は、有名な先生も病院も知らないし、せっかく有名な先生にかかっても、執刀される時に、その先生の具合が悪くならないとは限らないし、と思ったのです。

それで、通いやすい近場の病院でいい、出逢ったご縁の先生が、きっと最高の先生だ!と勝手に決めたのですが、結局は、その通りになりました。


実は、知らなかったのですが、わたしが手術した総合病院では、放射線治療はやっていない病院だったのです。

「ちなみに放射線や抗がん剤をやるようだと、どのくらい通うのですか?」と聞いた時に、県立病院に行ってもらって、週に5日3ヶ月!といわれたのでした。

もしかして、自分の病院で抗がん剤や放射線の治療をやっている病院だったら・・・簡単に「やらない選択」を認めてくれたかどうかはわかりません。

先日知り合った、その方によると、病院で「一生お金のかかる病気」だと言われたとのことでした。



病院により、また医師の考えにもより、治療方針などは、色々あるのかもしれません。

もちろん、病気の進行状態で、全然違うとは思います。

けれど、医者に言われた事を鵜呑みにせず、疑問に思ったことを、ちゃんと聞いてみて、本当に良かったなぁと思っています。


義母が「胃瘻」一択だと言われたけれど

そして、もうひとつ。

去年亡くなった義母を介護していた時のこと。


5~6年前だったか、まだそれなりに自力で歩けて、食事も出来ていた頃に、発熱で受診したら、そのまま入院になった時がありました。

肺炎との事で、入院時から食事を止められてしまいました。

2ヶ月程して、呼ばれた時に「胃瘻」するしか無いので、と承諾書を書かされたのです。


この時も、え?という感じで、ちょっと納得がいきませんでした。

一応、書くだけは書いたけれど、その時に「何か質問ありますか?」と言われて、聞いてみました。

ニヶ月前には、ちゃんと普通に食事が出来ていた人なのに、一度も食べさせてもらえないまま、胃瘻になってしまうものなのか?ということ。

そして万が一「誤嚥性肺炎」で死んでも訴えないので、食べれるようにはならないものなのか?という事を。


そうしたら、「それでは嚥下のリハビリしてみましょう」となり。

なんと、一週間で、普通に食べれるようになったのです。



ただし、食べれるようになったとたん、歩けない寝たきり状態のまま「退院してください」と言われたのでした。

普通の病院は、「治療方法がない」患者は、入院させてくれないのですね。

介護経験のお陰で、いろいろと法律で決まっているのだという事も知りました。


この時は、ケアマネージャーさんが、色々と動いてくださり、施設もあるし、在宅介護も出来るし、どちらにするかを聞いてくれました。

そして、在宅でも「リクライニング車椅子」でディサービスに通える事もわかり、色々手配してくださいました。


その時に、「老人介護福祉」と「医療」とは別立てであること、そして「障害者福祉」もまた別なので、なかなか素人には、そのへんの区別がつかなくて、わかりにくい、という事がわかりました。

どちらにせよ、そのへんの事も「わからない事を聞く」ことが大切だと知りました。


実は、義母は「寝たきり」になってしまったので後に「身体障害者1級」の手帳をもらえました。

でも、2年くらいは老人は障害者手帳はもらえないもの?と思い込んでいて。

申請する事を知りませんでした。


亡くなる2ヶ月程前に申請出来る事を知り、完全寝たきりだと80歳過ぎていても、給付金などもいただける事がわかりました。(※これは自治体によって色々違うようです)

遡ってはいただけないので、あれ?と思った時に、ちゃんと聞いて調べておけばよかったですね。

いろいろ、わからないこと、知らない事がまだまだ沢山あります。



けれど、何でも疑問だったり納得できない事を、ちゃんと聞いてみることは、とても大事だと思います。

色々な「経験談」を聞いておくのも、ひとつの知識にはなると思います。

そのためにも、わたしの経験が、何かどなたかのお役に立てれば良いな、とも思った次第です。

わかって、納得してから「決める」のは「自分」です。

何事も、「自分で納得して」自分の人生を、主人公として進んでいくためのお役にたてたら、幸いです。


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コメント

  1. 千葉 より:

    素敵なお話をありがとうございます(^^♪

    1. わくわくオンマ より:

      千葉さん、わざわざコメントを残してくださり、ありがとうございます。
      おかげさまで、毎日を有難く
      暮らさせていただいています。

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