お肉を食べるのは、健康にも良いし、料理するのも簡単だし安上がり!と思ってきました。
けれど、世界中で肉食が増えてきて、沢山の問題が起こっているのをご存知ですか?
その1:家畜の餌の為に森林が消えて、地球温暖化が加速されている
50年くらいの間に、世界の人口は倍以上になりました。
そして、食肉消費量は5倍以上になりました。
経済発展で所得が上がると、食生活が変化して肉食が増えている、という事です。
日本も、昔は獣肉はほとんど食べていませんでした。
肉食の習慣が、地球温暖化を加速させてる、って本当でしょうか?
けれど、増え続ける家畜の餌と放牧のために、世界の森林、熱帯雨林が消えているのです。
森林が減るということは、それだけ森林が吸収してくれていたCO2が増えて行くという事です。
https://www.shinrin-ringyou.com/forest_world/menseki_gensyou.php
(世界の森林の減少速度)↑
その2: 牛や山羊などの反芻動物のゲップからは、CO2の23倍の温室効果があるメタンガスが出ている
たかがゲップと思いますが、4つの胃がある牛などの反芻動物から出るメタンガスは、1頭あたり1日に500リットルとも言われます。
なんと、この量はCO2に換算すると、全体の排出量の18%にもなるそうです。
https://www.hopeforanimals.org/environment/213/
(地球温暖化:メタンガスと畜産)↑
家畜の餌や放牧の為に、森林を減らし、メタンガスで温室効果ガスを増やしているわけです。
肉食が増えていく事が、地球温暖化を加速している、という可能性は、かなりありそうです。
肉食産業全体で出る温室効果ガスの量を、CO2に換算すると、地球全体の量の半分を占めている!という報告もあるのです。
その3:世界で生産される穀物の三分の一が飼料になっている
本来、牛は草を食べる動物です。
けれど、早く太らせて、人間が美味しく食べる霜降りにするために、本来の食べ物ではない穀物飼料を与えているのです。
世界では、9億人近い人々が飢餓で苦しんでいます。
5秒に1人の子供が、飢餓が原因で亡くなっているそうです。
世界中で生産されている穀物を、人類全体で食べれば、決して不足しているわけではありません。
けれど、牛を1キロ太らすために必要な穀物は7キログラム、豚は4キロ、鶏は2キロ必要なのだそうです。
肉食をするという事は、言い方を変えると、貧しい国の人々の食料を奪っている、という事にもなるのではないでしょうか。
ノーミートのオススメ
たしかに、お肉は美味しいかもしれません。
生まれた時から、当たり前に食べてきました。
けれど、本当は生きていた動物の肉だ、という事は隠されています。
加工する過程は、目にする事はありません。
でも、毎日、お肉を食べなくても良くありませんか?
我が家は、夫が魚が全くダメなので、肉をへらすと菜食になってしまいます。
けれど、それでも世界の状況に目を向けたとき、夫も「豆腐でもいいよ」と言ってくれるようになりました。
完全ノーミートは無理だとしても、低ミートにするとか、極力減らすことは可能だと思うのです。
それで、お肉を使わずにノーミートで簡単に美味しい料理を日々工夫しています。
台所をあずかる主婦のさじ加減で、世界の平和と地球環境が、少しは守れるかもしれません。
※このブログには、お肉を使わずにメインのおかずを作れるように工夫した、色々なレシピも載せています。→目次、こちらから
ぜひ、毎日とはいえなくても、お肉を使う日を減らしてみてくださいね!
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