若い頃は、ふきを煮たり、ふきのとうを食べたり・・・という事に、そんなに興味が無かったのですが。
還暦過ぎたからかしら~?
美味しいなぁ~と思うようになりまして、実家の庭にも昔は出てたよね?と探してみたりしたのでした。(残念ながら実家のフキは消えてしまっていました)
もうずいぶん前に、裏庭にフキが出てたのを見たし、山椒の木もあったのですが。
母が亡くなる前後頃からか、何故か山椒の木は根から枯れて折れてしまい、フキも出なくなってしまいました。
植物も、主の不在を感じるのでしょうか?
ところが、わたしの意識が「ふきのとう」を呼んだようで。
今年は、あちこちで「フキノトウ」をいただきました。
最初にいただいたフキノトウは、写真撮らなかったのですけど、上の写真よりも、もっと伸びていました。
それで、これは天ぷら用よ~と言われまして。
実は、ふきのとうって、天ぷらにした事なかったんです。
ウチは主人が山菜系が苦手で、わたしもそんなに得意ではなかったので、わざわざ作ることもなかったのです。
で、よく「トウが立つ」って、時期を過ぎた時に言われるわけですから、伸びてるフキノトウって、固かったりするのでは~?と、ちょっと思っていたのですね。
でも、調べてみたら、フキノトウって伸びていても全然食べれるのですね。
天ぷらにすれば、大抵の山菜は食べれる、とは知っていましたが、と~っても柔らかくて美味しかったです。
ちょっとだけの油で揚げたので、揚げ焼きですけど~。
しかも、夫も1~2個は食べてくれましたので、あら、食べれるようになったのね~と、新発見でした。
やはり味覚は「大人の味」が大丈夫になる時がくるのですね~、笑。
よく実家の母が、弟たちが食べれない野菜などがあると、「大人の味がわかるようになったら、美味しくなるよ」と言っていましたが。
そうだったのですね~。そして、母の「コトバの力」でもあったのかもしれませんね。
そして、二度めには袋に1杯のフキノトウをいただきました。
早速、大き目の子を天ぷらにしていただき、小さめの残りを、フキノトウ味噌にしてみました。
みじん切りにしたフキノトウを、油で炒め、みそ2、みりん1、砂糖少々の感じで混ぜて水気を飛ばせば出来上がりです。
味見してみて、甘目が良いかどうかで加減すれば良いと思います。
ほろ苦さが、早春の味ですね~。
天ぷらの方が、苦味が少ないので、苦味が苦手な人には、天ぷらがおススメです。
今年は、ありがたく、春の味を堪能させていただきました。
ありがたい事です~。
最近は、タラノメなどもスーパーで売っていて、びっくりですが、季節の味ですね。
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