あっと言う間に6月になってしまいました。
今の時期、あちこちに咲いている「ドクダミ」。
独特の匂いで、薬草っていう感じですが、煎じてお茶にするらしい?くらいしか効用を知りませんでした。
でも、そんなドクダミは、十薬とも言われるほど、色々な効果があるってご存知でしたか?
専門家ではありませんので、ネット情報しかわからないけれど、調べるとドクダミは、生でも干しても、そして食べても効果があるようです。
ドクダミの葉や花、茎を干して、ドクダミ茶にするのが一般的な使い方かと思っていました。
ちなみに、乾燥させたドクダミは「十薬」と呼ばれる生薬で、お花が咲く頃が一番薬効が高いそうです。
これは、根っこごと採取して陰干しして、煎じて飲むと、高血圧、動脈硬化の予防作用、利尿作用、便秘など、それに生理痛や冷え性にも効果があると載っていました。
生のまま使う方法
あの独特な香り成分に、殺菌脱臭効果などがあるので、一番カンタンなのは、そのままネットなどに入れて、冷蔵庫などの脱臭、殺菌に。
生のままなら、ドクダミチンキ、ドクダミの花の化粧水、ドクダミ酒にドクダミシロップ、生の葉っぱのサラダから、天ぷらなどお料理にまで使えます。
そして、水虫にも効果があるらしいですよ。
私が興味を持ったのは、アルコール(焼酎など)に漬けて、1週間~1ヶ月、(1年おくというレシピもありました)で出来る、ドクダミチンキです。
薄めて塗ったり、スプレーしたりで、虫刺されや虫よけスプレーになるというもの。
それに、ドクダミチンキをお風呂に入れて、あせもや痒みなどに効く入浴剤にする人もいました。
ドクダミチンキを作ってみた
実家の庭に、ドクダミが沢山生えていて、ちょうど真っ白なお花が咲いていたので、摘んできてみました。
これを洗って、ザルに入れて水気を取り、清潔な瓶にちょっと小さくしながら詰め込んで、ホワイトリカーをドクダミが全部かかるくらいに入れます。
時々、上下をかえして、3~4週間おきます。1年経った方が良いとも載っています。
琥珀色になったら、スプレー容器などに分けて、虫よけスプレーにします。スプレーしたり、手でもみこんだり。
そして、虫刺され後につけると、かゆみが落ち着くそうなので、出来上がりが楽しみです。
ちなみに、あの匂いは、アルコールに漬けたり、干したり、熱を加えると無くなりますので、ご心配なく。
出来上がったドクダミチンキを少量お風呂に入れて、入浴剤にしたり、水に数滴垂らしてうがい薬にしたりもできるそうです。
出来上がったドクダミチンキを薄めて、グリセリンを足して、化粧水にもなり、美肌や、シミにも効果があるらしいですよ。
ただし、手作りの民間療法?ともいえるものですから、自己責任でチャレンジしてみてくださいね。
飲用する場合の副作用として、多量に摂取すると、下痢や腹痛の可能性がありますし、腎機能が弱い方も注意が必要です。
また、妊婦さんは、子宮収縮作用があるとのことなので、過剰摂取はおススメできません。
けれど、お庭の雑草かと思っていたドクダミが、実は宝の薬草だったわけです。
きっと、知らないだけで、まだまだ身近なところに、食べれる植物や、有効利用できる植物がたくさんあるのではないでしょうか。
もっともっと、自然と寄り添って、身近な自然と仲良くしたいな、と思うのでありました。