母たちがまだ生前に、沢山ある着物(和服)をどうしようかと、思っていました。
嫁はワタシ一人、女の姉妹も、婚家にも実家にもいません。
ただタンスの肥やしにするよりも、リサイクルとかリメイクとか何かのお役に立てることは出来ないかしら?と考えていました。
当時、内職のようにWEBの記事を書くバイト?をしていました。
ネットで依頼を探して、3000文字とか5000文字とか、テーマやタイトルが決まっているものを調べて文章にするのです。
その中に、着物の査定をしてもらって、そのレポートを書くお仕事がありました。
これはちょうど良いかも~と思ったので、それにエントリーして、3社の買取り会社に連絡を取り、自宅に査定に来てもらいました。
写真も規定枚数UPしないといけないので、ネットOKですか?と確認して、写真も撮らせてもらいました。
同居していた姑は、着物が好きで、茶道や華道を習っていたこともあり、沢山の着物を持っていました。
ただ、もはや寝たきりで、親戚も遠くにしか居ないし、夫さまは一人っ子です。
前の家から引っ越してくる時に、義母は自分の荷物は何も要らないと言ったけれど、私が捨てれなくて桐のたんすだけはそのまま全部持ってきていました。
けれど、わたしも着物は好きだけど、義母の着物はサイズも違って身幅が広すぎるので、背中心だけは合わせても、裾側の真ん中があさっての方向に行ってしまいます。
縫い直せる技術はありませんし。
何枚かは、私が着せていただくにしても、とても全部着れるものではありません。
まぁ、そんなワケで、某CMもやってる買取りメーカーに依頼して来てもらったんですよ。
当時のレポをお仕事で書いて、数年はweb上に載っていたのだけど、いつの間にか記事が無くなっていました。
なので自分のブログに載せても、良いかなぁ~?と思って。
当時の記事原稿は昔のPCと共に、サヨウナラしてしまいましたけどね。
若いお兄さんが査定に来てくれましたが、しょうじき、あまり着物に詳しい感じではありませんでした。
これで、どうやって査定するのかな?と思ったら、全部写真に撮って、本部に送り、本部で査定された金額が戻ってくる、という仕組みのようでした。
そして、違う名前の2社が、実は同じ会社だったという事が発覚して、ちょっとビックリしたり。
しかも、査定してもらった着物は、ほとんど二束三文で、そうかも?とは思っていましたが予想以上でした。
シツケがかかった手の通していないものもありましたけど、古い着物だからか、何かの名前が入っていないものは、十円、百円の単位!!
そして紋付の留め袖などは、買取りできません、とのこと。
洋服やバッグもそうですけど、結局「ブランドもの」しか高くは売れないのかな、と思わされました。
ブランドのしっかりしたものなら、古くなっても買い手がいる、という事で需要と供給なのは仕方がない事ではありますけれど。
義母が、この帯は100万円もした!と言っていた帯は、ちょっと高い千円単位の買取り金額ではあったけれど、とても手放そうという気にはなりませんでした。
そして、買取り以外のものは、引き取ってはもらえません。
あと、他に何か貴金属などはありませんか?と聞かれるので、本当はそちらが目的かも?と思ってしまったりもします。
一度目は、ちょうど実家の父が亡くなり、記念切手を沢山持っていたので、それを見てもらいました。
記念切手も、セットであっても半値くらいにしかなりません。
切手として使えば、額面通りに使えるので、結局バラな切手は小包を送る時などに、せっせと利用しました。
郵便局で、手数料を払ってハガキなどにも交換してはもらえますが、年賀はがきには交換できないので、結局そのまま使う事にしました。
もう1社は、段ボール箱やら、伝票やらを送ってくれて、入るだけ全部詰めて送るだけ、というものでした。
集荷にも来てくれて、送料は無料です。
買取り金額が0でも、ここは引き取ってくれて、万一送り返してもらいたいときは送料がかかるけど、返送も可能とのこと。
逆に、処分したい時には、箱に入るだけ詰めれば良いので、いくらかでも売れたらラッキーと思えば良いかもしれません。
ここは、古い着物ばかり入れたのですが、反物も入れておいたら、買取りになったのはこの反物だけでした。
骨董市などに行くと、古い着物が一山500円とかで売られていますから、買取り金額が安いのは当然のことかもしれません。
とは思いましたが、手に入れる時には高額な和服です。
やたらに買わないように、でも、買う人がいなければ日本の伝統文化もすたれてしまいます。
なかなか、その辺が悩ましいところなので、ともあれ、手持ちの着物はできるだけ「活かす」みちを考えたいな~と思いました。
とりあえず、着物をなるべく着よう!とは思いました。
乳がんの手術して、半分胸を無くしてから、帯が上がってきてしまうのが悩みの種、ではあるのですが上手い補正方法も研究してみようかしら。
そして、そのうち、和服のリメイクにも挑戦してみたいナとは、思っています。
しまい込んで活かされない和服さんでは、あまりに勿体ないですものね。
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