だんだん「フキ」が美味しく食べれる季節ですが、よく似てるけど、葉っぱがピカピカ一年中緑な「石蕗(ツワブキ)」をお料理してみました。
九州の方では、普通にお店で販売しているようです。
が、関東の方では、秋に黄色いお花の咲く、園芸用だと思われている事が多いのではないでしょうか。
ツワブキの下ごしらえ
ツワブキの新芽は、3月頃には出ているようです。
黄土色の産毛がついていて、葉っぱも開きかけ。そんな新芽は、アクが少なく苦味も少ないようなのです。
出始めの新芽なら、皮を剥いてサッと湯がき、醤油と砂糖などで薄味に煮るだけで、春の味を楽しめるそうです。
私は今回、新芽は数本しか無かったので、手で触ってみて案外柔らかそうな葉を取ってきてみました。
古い葉は、ピカピカで硬そうですが、茎に産毛があるものは、案外柔らかかったです。
このまま、生で葉を取り、皮を剥いても良いのですが、そうすると洗ってもなかなか取れないくらいに、手が黒くなるそうです!
ネットで検索して、熱湯で1~2分湯がいてから、皮を剥くと、手が黒くなりませんでした。
鍋の大きさに合わせて、茎を切ってすぐに茹でましょう。
茹でたら水に放して、皮を剥いていき、また水に漬けておきます。
苦めが苦手な方は、一晩水に漬けて、アク抜きをしましょう。
2~3時間程度は、水に晒した方が良さそうですが、私は一晩水に漬けてみたところ、全然苦くなくて、食べやすかったです。
ツワブキの料理
下ごしらえが終われば、お好みの味付けにしてみましょう。
今回は、半分をきんぴら風に。
もう半分は油揚げと煮付けてみました。
キンピラの方は、胡麻油に鷹の爪を入れて炒め、醤油とみりんで味付けしてみました。
ツワブキのキンピラは、歯ごたえがあって、ピリ辛で美味しかったです。
もう半分は、5分くらい茹でてから、醤油とみりんで油揚げと煮てみました。
見た目、あまり変わりませんが、こちらの煮付けは、とても柔らかく出来上がりました。
お好みで、佃煮のように煮詰めても良いし、たけのこなどと一緒に煮物にするのも良いですね。
ほとんど、フキと同じようにお料理できそうでした。
植物としては、お花の時期やカタチは違うものの、同じキク科なので、親戚みたいな感じですね。
ともあれ、お庭にツワブキがあるならば、ぜひ一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。