にこにこ介護のおススメ・高齢者でも障害者手帳がもらえると知ったこと

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高齢になると、足が不自由になったり、耳が遠くなり目もみえにくくなったり、いろいろと不調が起ることが多いです。

介護のことも、福祉のこともよくわからないまま、家族は一気に介護する事になります。

身体障害者の手帳とか何級とかって、聞いたことはあったけれど、これって高齢者には当てはまらないものかと思っていました。

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たまたま、誰かに教えてもらわない限り、知らないままだったら、申請も出来ません。

ありがたい事に、色々な方とのご縁で、介護していた義母は、聴覚障害の手帳と、最後には身体障害者手帳1級を取得する事ができました。

なので、こんな例もあるよ、という知識として知っておいてみてくださいね。


補聴器を買う前に

義母が難聴になっていると気づいたのは、義父が突然亡くなってからの事でした。

外から義母に電話した時に、それなりに話を合わせてはいるけど、最後まで誰からの電話かわからず、結局用が済まなかった時に、発覚しました。

対面で話をしてる時は、どうも、あまり聞こえていなくても、雰囲気で話を合わせていたようなのです。


自分も還暦を過ぎて思うのですが、五感はだんだん衰えるので、明確に聞こえてなくても、それなりに合わせられるわけで。

まわりが気づく頃には、かなり聞こえていなかったり、するのですね。

引っ越しをしたので、やっと介護認定を受けることになって、初めて地域包括のケアマネさんと話した時に、耳鼻科を受診する事をすすめられました。

それで、初めて聴力検査してもらったら、しっかり難聴だと判明したわけです。


で、補聴器を買えば、もう少し聞こえるようになるものなのか?けれど、外してしまう人も多いし、安いものでもないし・・・みたいな話になった時に。

そこの耳鼻科の先生に、聴覚障害の4級相当だから、手帳を申請すれば、普通の補聴器なら、交付してもらえるよ?という事を教えていただきました。


障害手帳の診断書を書ける医師は、それなりの資格が必要だという事は、後にわかった事です。

なので、どの医師でもが教えてくださる訳ではないと思います。

が、この時の耳鼻科の先生は、ちょうど、その資格のある医師だったようで、どこで申請したら良いかも教えてくれて、診断書を書いてくださり、無事補聴器を手に入れる事ができました。

ただ、結局義母は「痒くなる」と、すぐ補聴器を外してしまいました。

そして、雑音も含めて全部の音が大きくなるようで、どうも義母には効果を感じられなかったようでした。


という場合もあるので、いきなり高価な補聴器を買わずに、義母の場合は正解でした。


実家の父の場合は、知り合いに良い補聴器を勧められたそうで、自分で買ってみたようです。

が、結局父も、ほとんど使わずじまいでした。


寝たきり高齢者でも

義母は、肺炎になって入院した事を期に、寝たきりになってしまいました。

(この時の経験談は、こちらから・・後半に載ってます

そして、「普通の病院」(ほとんどの病院が急性期病院)では、特に治療することが無いと、退院してください、と言われます。

病院の種類については、こちらの過去記事参照

突然の、寝たきり在宅介護に突入してしまったわけでした。


本当は、この時に、身体障害者手帳の申請をする事を知っていたら、「身体障害者1級」の手帳をいただけたのでしょうけれど、この時は、知らなかったのでした。

むかし民生委員をしていた知り合いに、寝たきりだったら、手帳を申請できるのでは?と、ちょっと言われた事もあったのですが。

高齢者は、誰でも寝たきりに成り得るのだし、ダメなんじゃないかしら?と、思ってしまったんですよね。

せめて、この時にケアマネさんに聞いてみれば、調べてくれたかもしれません。

ケアマネさんも、専門外であまり詳しくはご存じなかったようで、「障害者手帳もらえるかも?」と気づいてくださったのは、ここから2年が経った後でした。

けれど、ケアマネさんに教えていただいて、そして、たまたま当時来てくださってた訪問診療のクリニックに、障害者手帳の診断書を書ける資格のある医師がいらしたのです。

こんな、結構細かい検査を必要とする診断書が必要です。

そんな偶然のような出会いのお陰で、亡くなる2か月前ほどでしたが、身体障害者手帳の1級をいただける事になりました。


市町村によって、福祉の案件は違うようですが、在宅で重度の介護の場合には、65歳以上でも毎月いくらかの手当を支給していただけたることになりました。

それに1級だと、水道代の基本料が半額だったり、駐車場の優先があったり、結局使ったことはありませんでしたが高速代とか運賃とかの割引もあるようです。


ただし、本当は、まだ動ける介護の時の方が、駐車場の優先は欲しかったですけれど。

(でも、超高齢化社会では、皆が優先欲しいですよね・・)




どちらにしても、思ったことは。

皆、自分は「健常者」とか「障害者」とか、色々な色眼鏡で見る事があるかもしれないけれど、「早いか遅いか」だけの違いかもしれないな、という事です。

今の状態は、永遠には続きません。

でも、だからこそ「今」とりあえずは「生きて」いる「生かされている」事に感謝なのだなぁと思うのです。


読んでくださって、ありがとうございました。

必要な方に、何かの参考にしていただけたら、ありがたいなと思います。


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