栗がたくさん出回って、何度か栗ご飯を楽しみました。
栗は皮を剥くのが大変ですが、3分くらい煮てから剥くと、むきやすいですね。
けれども
今回初めて渋皮煮に挑戦してみましたが、みごとに全部渋皮に傷がついちゃいました!
渋皮煮の作り方
渋皮煮は、渋皮がちょっとでも剝けてしまうとダメで、失敗したら栗ご飯にしてくださいと、ネットのレシピには載っていました。
そんなダメダメな私で、全部栗ご飯にしないとダメかな?と思いましたが、ともあれ渋皮の剝けが少なめな栗で、作ってみました。
後からわかった事ですが、鬼皮だけを綺麗に剥くには、どうも、栗が熱いうちに剥くのが正解だったようです。
次回の注意点として、書きのこしておきます。
熱湯に何個かを漬けながら、常に熱い状態にして剥く、というレシピもありましたので、手袋などをしつつ、次回は熱いまま剥いてみたいと思います。(参考レシピ)
どちらにせよ、今回挑戦時には、見事にぜんぶ、最初に鬼皮に包丁を入れた時点で、渋皮にまで傷が入ってしまいました。
でも、それでも作っちゃうよ、と友人に聞いたので、ひたひたの水に漬け、重曹を入れて10分煮てみました。
沸騰してから、栗が踊らないくらいの火加減にして、煮こぼす時には、ザっと流すのではなく、栗に当たらないように綺麗な水を追加しつつ入れ替える方式にしました。
渋皮の傷ついた場所からめくれて、中身がぼろぼろになってしまう可能性があるので、とにかくそ~っとです。
重曹を入れるのは、最初の1回だけ、のレシピもあるし、毎回入れるレシピもあり、そこは迷いましたが、中をとって2回目まで入れてみました。
重曹を入れて煮ると、煮汁が黒くなります。
この煮汁を使って、染色も出来ることがわかりました。
なので、染めてみたい布がある場合には、この煮汁をとっておくと良いです。(ただ、今回のように皮剥きに失敗した場合、ざっと流すのは危険です)
最初に重曹をいれて煮たあとで、皮をやさしくこすって、筋などを取ります。
10分煮て、水を入れ替え、3回目からは水だけで煮て、煮汁がワイン色に澄んでくればOKのようです。
今回は水で2回煮ました。
今度は水と、栗の半量の砂糖で煮ます。今回栗は200gだったので、お砂糖は100gです。
最初に半量の砂糖、50gとひたひたの水を入れて、オープンペーパーで落とし蓋にして5分位煮てから、残りの砂糖を入れて10分煮て、冷めるまで鍋に入れておけば出来上がり。
この時、お好みで洋酒を入れます。
傷ついた渋皮ばかりでしたが、ほとんど、崩れることもなく、出来上がりました。
今回は、栗の量が少なかったので、良かったのかもしれません。
最後に、煮汁が結構残るので、これをなんとかしないと!と思いました。
栗のプリン
豆乳と卵があったので、豆乳200ccと卵2個、これに、煮汁を100くらい入れて混ぜ、砂糖も大さじ1位入れましたが、煮汁が甘いので、味見してみて加える位で良かったかもです。
フライパンに型を並べて、プリン液を入れて、型の下1/3くらいまでお湯をはります。
蓋をして弱火で15~20分くらい蒸して、ぷるぷるになれば出来上がり。
弱火で時間をかけた方が成功します。くれぐれもグラグラさせないように。
そして、まだ残った煮汁を煮詰めて、トロリとすればカラメルに。
煮汁をそのままヨーグルトなどにかけても良いですし、寒天などでゼリーのようにするのも良さそうですね。
煮汁で染色
草木染などをやったことがないので、実際のところはよくわかりませんが、検索してみたところ、ピンクや薄茶の感じに染まるようです。
重曹で煮た時に出る、濃い色の汁を取っておいて、触媒?色止め?に塩を入れて煮ると染まるようです。(ご参考までに)
染める布や、触媒で、染まる色も変わってくるようで、これもやったら楽しいだろうな、と思います。
栗の時期にしか出来ない作業で、秋を堪能してみるのも、また楽しみではないでしょうか。
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